2020年7月1日からロームシアター京都にて開催される「劇場の学校プロジェクト」に、岡田利規が講師として参加する予定となっております。
しかし、ロームシアター京都の新館長人事をめぐる事態を受け、今後の状況によっては参加を取り止める場合があることをお知らせいたします。
以下、ロームシアター京都2020年度ラインアップ発表に際しての、岡田からのコメントを掲載いたします。
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社会の未来を作っていくために劇場が行う取り組みとして、「劇場の学校」は意欲的で、有意義なプログラムだと、心から思っています。この事業に今年度行われたトライアルに引き続き、来年度も講師として関わらせてもらえることは、光栄です。とても楽しみにしています。
ただし、わたしはもしかしたら来年度のこの「劇場の学校」への参加をとりやめるかもしれません。京都市が行った、ロームシアター京都の人事の決定についての疑問が、現状では拭いきれていません。これが払拭されない状態のままであった場合は、このプログラムへの参加をキャンセルします。そうならないことを願っています。わたしは「劇場の学校」に参加したいです。
最後に、参加取りやめの可能性があることを含めたコメントを、この自主事業ラインナップ記者会見の場で発表することを少しも渋ることなく受け入れてくださったロームシアター京都プログラムディレクター、橋本裕介さんの誠意に敬意を表し、感謝します。
岡田利規