Visual design by Teppei Kaneuji
チェルフィッチュ×金氏徹平による、人とモノと空間と時間の新しい関係性を提示する「消しゴム」シリーズの”日常空間版”
人とモノが主従関係ではなく、限りなくフラットな関係性で存在するような世界を演劇によって生み出すことはできるのだろうか?
劇場版『消しゴム山』、美術館版『消しゴム森』、そして日常空間版『消しゴム畑』のオンライン配信と、それぞれの異なる形式の中で、人とモノと空間と時間の新しい関係性を提示することを試みてきた「消しゴム」シリーズ。
今回の展示では、これまで取り組んできた、新たな視点で”モノ”と関わるためのメソッドをもとにした日常空間での試みを、多くの人々が行き交うロームシアター京都の中庭(ローム・スクエア)やピロティに展開し『消しゴム畑』を立ち上げることで、人とモノと空間と時間の新しい関係性をさらに多層的に拡張させることに挑戦します。
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現在ロームシアター京都の中庭に、期間限定の、透明な小屋が設えられてます。これは特設ステージです。二つのモニターに映るエージェントたちが距離・不可解さといった制限を越えて応答しあう対話劇が期間中このステージで延々ループ上演されています。ぜひ見に行ってください。
岡田利規
消しゴムシリーズの最新作は映像インスタレーション、のようにも見えます。離れた空間、スケール、ルール、時間と何とかして関わろうとする物と人の営み、物に動かされている人、人に動かされている物、もしくは全く無関係、にも見えます。消しゴムシリーズはまだまだ展開していきそうです。
金氏徹平
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展示概要
文化庁委託事業「令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業」
ジャパン・ライブエール・プロジェクト
KYOTO PARK STAGE 2020
チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム畑』at ロームシアター京都
期間:2020年8月29日(土)~10月25日(日)
時間:10:00~19:00(催物のある日は閉館時刻まで)
場所:ロームシアター京都 ローム・スクエア&ピロティ
上演時間:
ローム・スクエア:約35分【10月3日(土)追加展示開始!】
ピロティ:約45分
無料・予約不要
※鑑賞の際は他のお客様と距離を空けてご鑑賞ください。
※写真撮影可。
※点検による一時展示中止などの緊急のお知らせはロームシアター京都公式Twitterでお知らせします。
ロームシアター京都 公式ウェブサイト
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/60125/
チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム畑』
https://chelfitsch.net/activity/2020/05/eraser-fields.html
巡回先スケジュール
クレジット
作・演出:岡田利規
セノグラフィー:金氏徹平
出演:青柳いづみ、安藤真理、板橋優里、原田拓哉、矢澤誠、米川幸リオン
映像:山田晋平
音響プランナー:中原楽(ルフトツーク)
衣裳プランナー:藤谷香子(FAIFAI)
演出助手:和田ながら
音響アシスタント:吉田涼
施工:株式会社ゴードー
プロデューサー:黄木多美子、水野恵美(precog)
企画制作:株式会社precog
主催:文化庁、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」
製作:一般社団法人チェルフィッチュ
協力:京都岡崎 蔦屋書店、有限会社ルフトツーク、安藤誠英、上島由起子、遠藤七海、川上大二郎、鈴木康郎、髙田政義(RYU)