『三月の5日間』リクリエーション横浜公演 アフタートーク ゲスト決定

『三月の5日間』リクリエーション横浜公演のアフタートークのゲストが決定。上演後、ゲストと岡田利規によるトークを行います。

アフタートークスケジュール
12月 5日(火)19:30 平野啓一郎(小説家)
12月 6日(水)19:30 白井晃(演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
12月 7日(木)19:30 奥田愛基(大学院生)
12月11日(月)19:30 横山太郎(能楽研究者)
12月12日(火)19:30 七尾旅人(シンガーソングライター)

公演詳細はこちら ☞ https://chelfitsch.net/activity/2017/08/5.html


ゲストプロフィール

▽12月5日(火)19:30
平野啓一郎(小説家)

1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。以後、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在。2008年からは、三島由紀夫文学賞選考委員、東川写真賞審査員を務める。美術、音楽にも造詣が深く、幅広いジャンルで批評を執筆 。2009年以降、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当している。2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。最新長編小説『マチネの終わりに』を2016年4月に刊行。

▽12月6日(水)19:30
白井晃(演出家・俳優/KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)

京都府出身。早稲田大学卒業後、1983-2002年、遊◎機械/全自動シアター主宰。劇団活動中より演出力が認められ、演出家として独立後は、ストレートプレイからオペラ、ミュージカルまで幅広く手掛ける。なかでもポール・オースター作『ムーン・パレス』『偶然の音楽』『幽霊たち』他やフィリップ・リドリー作『ピッチフォーク・ディズニー』『宇宙でいちばん速い時計』『ガラスの葉』他など海外の小説・戯曲を独自の美学で演出し、好評を博す。近年の主な演出作品に、『オーランドー』(17)、『 春のめざめ』(17)、『ビッグ・フィッシュ』(17)、『マハゴニー市の興亡』(16)、『レディエント・バーミン』(16)、『夢の劇―ドリーム・プレイ―』(16)、『No.9―不滅の旋律―』(15)、『ペール・ギュント』(15)、『マーキュリー・ファー』(15)など多数。第9回・第10回読売演劇大賞優秀演出家賞、湯浅芳子賞[脚本部門]、佐川吉男音楽賞受賞。16年4月KAAT神奈川芸術劇場、芸術監督に就任。

▽12月7日(木)19:30
奥田愛基(大学院生)

1992年、福岡県北九州市生まれ。2011年、明治学院大学国際学部に進学後、2013年、東日本大震災をテーマにした短編ドキュメンタリー「生きる312」で国際平和映像祭グランプリを受賞。同年12月、10代〜20代の大学生を中心としたグループ「SASPL(サスプル:特定秘密保護法に反対する学生有志の会)を友人らと創設。その後2015年5月、SEALDs(シールズ:自由と民主主義のための学生緊急行動)を創設。2016年春、大学を卒業後、都内大学院に在籍。著書に『変える』、『民主主義ってなんだ?』(高橋源一郎との共著)など。

▽12月11日(月)19:30
横山太郎(能楽研究者)

跡見学園女子大学文学部准教授。東京大学総合文化研究科助手、同大学UTCP研究員を経て現職。能楽の身体論のほか、近現代哲学・現代演劇・文学理論と能との接点を探る研究を行う。また観世文庫調査プロジェクトの一員として観世アーカイブ(観世家所蔵資料のデジタル・アーカイブ)公開を手がけた。主な論文に「天女舞の身体技法:カマエ成立以前の能の身体」「世阿弥発見:近代能楽史における吉田東伍『世阿弥十六部集』の意義について」「日本的身体論の形成:京都学派を中心に」「身体の近代:三世井上八千代と観世元滋」「演劇的フィクションの構造:能の語りをめぐって」等。「亡霊の話法:能と現代演劇における「語り」」(『viewpoint』77号)では能の観点から『三月の5日間』を論じた。

▽12月12日(火)19:30
七尾旅人(シンガーソングライター)

シンガーソングライター。これまで『911fantasia』『リトルメロディ』などの作品をリリースし『Rollin' Rollin'』『サーカスナイト』などがスマッシュヒット。2016年7月に初となるライブ映像作品であり、ほぼ新曲のみで構成され、「CDというフォーマットでは収め切れなかったニューアルバム」ともいえる、3時間に及ぶ最新作『兵士A』をリリース。唯一無二のライブパフォーマンスで長く思い出に残るステージを生み出し続けている。即興演奏家としても、全共演者と立て続けに即興対決を行う「百人組手」など特異なオーガナイズを行いアンダーグラウンド即興シーンに地殻変動を与え続ける。その他、ビートボクサー、聖歌隊、動物や昆虫を含むヴォーカリストのみのプロジェクトなど、独創的なアプローチで歌を追求する。開発に携わって来た配信システムDIY STARSを使って【DIY HEARTS東日本大震災義援金募集プロジェクト】や、世界中の貧困地域、紛争地域から作品を募り流通回路を開く【DIY WORLD】も開設。手料理のレパートリーは玉子かけご飯のみ。犬が好き。
http://tavito.net/