チェルフィッチュの〈映像演劇〉『風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事』@穂の国とよはし芸術劇場 PLAT

「ダイアローグの革命」
チェルフィッチュの〈映像演劇〉「風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事」2020
札幌文化芸術交流センター SCARTS
photo: Kenzo Kosuge

2020年に札幌で開催した4本の〈映像演劇〉*によって構成される演劇公演/展覧会『風景、世界、アクシデント、すべてこの部屋の外側の出来事』が、2021年5月に穂の国とよはし芸術劇場 PLATにて開催決定。

上演/展示されるのは、スクリーン等に投影された、等身大の役者の映像。映像の中で、役者は役を演じているが、そこには背景も奥行きもない。映像であるからこそ、観客は接近したり凝視したり、通常の「演劇」とは異なる鑑賞の仕方をすることができる。一方で、厚みのない映像であるにもかかわらず、人間が演じる「演劇」とも違う独特の存在感や生々しさが、そこには発生している。
観客が映像に触れ、役者の演技と観客の想像力とが合わさる時、映像が投影された空間は、演劇の生まれる空間に変わる。〈映像演劇〉を見ることで、観客は、「演劇」として発生するフィクションと、「映像」であることで発生するフィクションという、2つの領域を同時に経験することになる。

*〈映像演劇〉とは:岡田利規が舞台映像デザイナーの山田晋平と取り組む、新しい形式の演劇


わたしたちには ーわたしたち皆にである、とは必ずしも言えないけれどもー この世界を把握したいという好奇心があり、この世界を正しく知っていなければならないという責任感さえ、場合によってはあります。一方で、わたしたちには身体の大きさとか、視野、知覚能力、思考の能力、時間、といった条件があらかじめ与えられています。それによる限界のもとで、わたしたちは世界を理解しようとしていて、ですからその理解は誤解である可能性も大いにありますけれども、それは仕方ないことです。
この限界を、小さな部屋の中にいるようなものと喩えることは可能だとわたしは思う。そしてもしその部屋を多かれ少なかれ快適だと感じられるなら、その部屋の中にいて世界と無関係でいるということも可能。こうした態度・感覚は時に必要なときがあるけれども、果たしていいことなのかどうかは、分かりません。

岡田利規

日時
2021年5月14日(金)〜5月21日(金)
休館日:5月17日(月)

会場
穂の国とよはし芸術劇場 PLAT アートスペース
https://www.toyohashi-at.jp

入場料
前売一般 ¥800
前売U25(25歳以下) ¥400
※前売券販売期間:4月3日(土)〜5月13日(木)

当日一般 ¥1,000
当日U25(25歳以下) ¥500
※期間中一日限り有効
※高校生以下無料

チケット・問い合わせ
プラットチケットセンター
https://www.toyohashi-at.jp/event/performance.php?id=965

詳細
穂の国とよはし芸術劇場 PLATウェブサイト
https://www.toyohashi-at.jp/event/performance.php?id=965

巡回先スケジュール

クレジット

作・演出:岡田利規
映像:山田晋平
出演:足立智充、椎橋綾那
主催:公益財団法人豊橋文化振興財団
企画制作:株式会社precog
製作:札幌文化芸術交流センターSCARTS・札幌文化芸術劇場hitaru(札幌市芸術文化財団)、一般社団法人チェルフィッチュ

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