「満ち足りた生を送りたいものです。それには結局日常が大切です。」――東京で暮らすひと組のカップルを主人公に、「日常」を生きることの困難と葛藤を、ときにユーモラスに描く。形式的には、ナラティヴの自由さを発展させつつ、登場人物全員の具体的な存在を丁寧にかつ平等に扱うことで、「日常とは何か」という普遍的な人生への問いをきわめて多面的に浮かび上がらせ、観客それぞれの感性に訴えかける。
[作・演出]岡田利規
[初演年]2011年
[上演時間]約90分
[キャスト数]5名(男:3, 女:2)
クレジット
[共同製作]
神奈川芸術劇場、水戸芸術館ACM劇場、山口情報芸術センター[YCAM]