演劇カンパニー「チェルフィッチュ」の主宰・劇作家として、現代社会に生きる人々を独自の言語と身体感覚を用いて鮮やかに描き、2011年の震災後も日本の社会状況を露わに批評した作品を発表してきた岡田利規。本作では、2015年9月に韓国・光州にオープンしたAsian Arts Theatreからの委嘱を受け、初めて日本人以外の俳優との創作に臨みました。「日韓共同制作」という枠組みでしか描けない物語とその表象を、身近な「野球」を題材にすることで最大限に追求し、「アメリカ」という巨大な存在との関係性について、これまでにないスケールで社会への重要な問いを投げかけます。
[作・演出]岡田利規
[初演年]2015年
[上演時間]100分
[キャスト数]4名(男:2, 女:2 / 日本人:2, 韓国人:2)
クレジット
[作・演出]岡田利規
[翻訳]イ・ホンイ
[出演]イ・ユンジェ、捩子ぴじん、ウィ・ソンヒ、野津あおい
[舞台美術]高嶺 格
[衣裳]藤谷香子(FAIFAI)
[ドラマトゥルク]金山寿甲(東葛スポーツ) 、イ・ホンイ
[舞台監督]鈴木康郎
[照明]木藤 歩
[音響]堤田祐史(WHITELlGHT)
[映像]須藤崇規
[宣伝美術]野口路加
[制作]中村 茜、黄木多美子、ケティング菜々、兵藤茉衣、河村美帆香(プリコグ)
[製作]プリコグ、チェルフィッチュ
[国際共同製作]
Asia Culture Center ‒ Asian Arts Theatre, フェスティバル/トーキョー, Taipei Arts Festival
[国際共同製作賛助]
FringeArts, Philadelphia; Japan Society, New York; Museum of Contemporary Art Chicago; The Clarice Smith Performing Arts Center at the University of Maryland; Wexner Center for the Arts at The Ohio State University
[リサーチ・ワークショップサポート]
Doosan Art Center