ある契約社員の女性がファミレスで毎日の出勤前に過ごす、ささやかで、大切でちょっと異様な30分の「フリータイム」を描く。チェルフィッチュは本作で、これまでに継続的に行われてきた演劇的ナラティブへの模索を、さらなる抽象へ向けて加速させた。
KUNSTENFESTIVALDESARTS(ブリュッセル)、Wiener Festwochen(ウィーン)、Festival D'automne(パリ)による初めての国際共同制作作品。今話されているのは、現実に起こっている出来事なのか、それとも彼女の妄想、あるいは彼女についての憶測なのか?しゃべっているのは、誰なのか?その人は存在するのか?現代の、日本の、この管理社会における自由を問う意欲作。
[作・演出]岡田利規
[初演年]2008年
[上演時間]約80分
[キャスト数]6名(男:2, 女:4)
クレジット
[作・演出]岡田利規
[出演]山縣太一、山崎ルキノ、下西啓正、足立智充、安藤真理、伊東沙保
[舞台美術]トラフ建築設計事務所(鈴野浩一、禿真哉)
[音楽]小泉篤宏(サンガツ)
[宣伝美術]仲條正義
[共同製作]
KUNSTENFESTIVALDESARTS(ブリュッセル)、Wiener Festwochen(ウィーン)、Festival D'automne(パリ)