岡田利規が、ドイツ・ハノーファー州立劇場の新作レパートリー作品『Sliding Away』の作・演出を務めます。
ミュンヘン・カンマーシュピーレ、ハンブルク・タリア劇場、デュッセルドルフ・シャウシュピールハウスに続く、ドイツ語圏公立劇場のレパートリー作品として、初となるハノーファー州立劇場での創作に挑みます。
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ハノーファー州立劇場による作品紹介
終末的な時代には、モンスターがはびこる。彼らは危機の象徴となり、破滅の音を奏でながら我々の周りを舞い踊る。例えばゾンビ――蘇った死者が群れをなして町や村を襲撃したり、恐怖に震える無辜の人々を車の中に追い詰めたりする。ウイルスや細菌によって変異した、人間に似ているが魂を持たない存在たちは、その恐ろしい姿によって、人間性を脅かされた規範として構築する。『The Last of Us』や『The Walking Dead』といったシリーズは、私たちがアンデッドの生命に対して抱き続ける魅惑を、印象的に物語っている。
岡田は新作でこの構図を逆転させる。もし問題の根源がゾンビではなく、私たち人間自身だったとしたら? 何が「正常」で、何が「存在意義」を持つのかを決めるのは誰なのか?そして、ゾンビには本当に魂がないのだろうか?
5体のゾンビが、自分たちに押し付けられた固定観念に立ち向かい、人間によって作り上げられた外部からのイメージを正すべく、対抗する物語を紡ぎ出そうとしている。それには、自分たちでゾンビ映画を作るのが一番だろう。「ゾンビによる、ゾンビのための、ゾンビの映画」を!なかなか撮影が進まないこの現場では、表現と(非)人間性について、二層的な意味を持ち、不条理かつ知的な対話が繰り広げられる。それはゾンビ・コメディとしての可能性を秘めている。
公演概要
2026年5月13日(水)19:30開演
2026年5月21日(木)19:30開演
2026年5月30日(土)19:30開演
2026年6月6日(土)19:30開演
2026年6月16日(火)19:30開演
会場:Ballhof 1
Ballhofplatz 5
Stadtbahnlinien 3, 7 und 9 (Station Markthalle/Landtag)
詳細
https://staatstheater-hannover.de/de_DE/programm/sliding-away.1379356#nav-ensemble
巡回先スケジュール
クレジット
作・演出:岡田利規
舞台美術:Dominic Huber
衣装:Tutia Schaad
ドラマトゥルク:Tobias Kluge, 山口真樹子
音楽:内橋和久
出演:Ann Ayano, Jan Meeno Jürgens, Kilian Ponert, Meryem Öz, Jirka Zett