岡田利規が、ダンス作品兼演劇作品「ダンスの審査員のダンス」の作・演出をつとめます。
愛知県芸術劇場と舞台芸術祭「秋の隕石」の協働により創作される本作は、ダンスと演劇の境界を越境し、身体と言葉が交錯することで生まれる思考の空間を描きます。
出演は、実力派ダンサーの中村恩恵、酒井はな、島地保武、入手杏奈、俳優の矢澤誠、音楽家の小林うてなが名を連ねます。
審査という行為を手掛かりに、身体とその評価、所有の概念にまで思考を広げる本作。ジャンルを超えた創作にご期待ください。
作品によせて
岡田利規
ダンスの審査会に臨むダンスの審査員たちを描くダンス作品兼演劇作品である「ダンスの審査員のダンス」は"所有" というテーマを扱う。ひとがその身体を用いて手に入れたりつくり出したりしたものはそのひとの所有物である、なぜならその身体はそのひとの所有物だから、というジョン・ロックの理屈を、ダンスという身体の芸術形式に適用してみたら、滑稽なことになるのじゃないか? もっとも、これはダンスに限った話じゃない。所有という、この世界をとてつもなく強力に規定している概念に、わたしたちは誰しもからめ取られ、振りまわされている。つまり、振り付けられている。そういうダンス、であるさまを描く演劇、としてのダンス。
公演概要
【愛知公演】
2025年
9月19日(金)19:00
9月20日(土)14:00
9月21日(日)14:00
※客席開場は開演の30分前
会場:愛知県芸術劇場 小ホール(愛知芸術文化センター地下1階)
チケット<6月27日(金)10:00発売>
料金:全席自由・整理番号付(税込)
一般 5,000円
U25 2,500円(公演日に25歳以下対象[要証明書])
※車いすでご来場の方は、チケット購入後、劇場事務局までご連絡ください。
※団体割引(5名以上)は劇場事務局にて取扱い。
※未就学児入場不可。20日公演のみ託児サービスあり(有料・要予約)。
※字幕(日本語/英語)表示あり。
お取り扱い:愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/
愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)
TEL:052-972-0430
平日10:00-19:00 土日祝休10:00〜18:00 (月曜定休/祝休日の場合、翌平日)
お問い合わせ:愛知県芸術劇場
https://www-stage.aac.pref.aichi.jp/event/detail/20250919.html
TEL:052-211-7552(10:00〜18:00)
FAX:052-971-5541
Email:contact△aaf.or.jp( 「△」を「@」に置き変えてください )
【東京公演】
2025年10月1日(水)〜5日(日)
舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」東京芸術劇場 シアターイースト
https://autumnmeteorite.jp/
【高知公演】
2025年12月13日(土)・14日(日)
高知県立美術館 ホール
https://moak.jp
【長野公演】
2026年1月12日(月・祝)
サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 小ホール
https://www.santomyuze.com
【福岡公演】
2026年1月25日(日)
J:COM 北九州芸術劇場 中劇場
https://q-geki.jp
巡回先スケジュール
クレジット
作・演出:岡田利規
音楽:小林うてな
出演:中村恩恵 酒井はな 島地保武 入手杏奈 矢澤 誠 / 小林うてな
舞台美術デザイン:佐々木文美
衣裳デザイン:藤谷香子
照明デザイン:櫛田晃代
音響デザイン:中原 楽(KARABINER inc.)
舞台監督:湯山千景、川上大二郎(スケラボ)
演出助手:中村未希
制作:平岡久美、上林元子(愛知県芸術劇場)
テクニカルディレクター:世古口善徳(愛知県芸術劇場)
統括プロデュ―サー:唐津絵理(愛知県芸術劇場劇場 芸術監督)
【愛知公演】
主催:愛知県芸術劇場
製作:愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)、舞台芸術祭「秋の隕石」 (東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 〕 )
共同製作:Dance Base Yokohama(一般財団法人セガサミー文化芸術財団)
助成:Dance Reflections by Van Cleef & Arpels
文化庁文化芸術振興費補助金(地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業)独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造
協力:株式会社precog