『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』2025年国内ツアー

とある言語の衰退を食い止めるべく、宇宙船イン・ビトゥイーン号に乗り込んだ四人の乗組員と、一体のアンドロイド、そして銀河の旅の途中で遭遇する地球外知的生命体。
宇宙を漂いながら、やがて言葉をめぐる対話が繰り広げられる。劇中で語られる、変化しゆく「わたしたちの言葉」とは、いったい誰のものなのか。

発音や文法といった「正しさ」ではない、演劇における日本語の可能性をひらくため、チェルフィッチュは2021年より「ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト」として日本語を母語としない方を対象としたワークショップを実施。出会った俳優とともに、演劇作品『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』を創作しました。

※プロジェクトについてはこちら

 

作品によせて

岡田利規

『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』は、日本語を母語としない俳優たちによって日本語で演じられるSF演劇です。

演劇において俳優がある言語を、たとえば日本語を話している。それが意味していること、生み出しているものはなにか? それを仔細に検討してみようとすると、あまりにも複雑で、あたかもそれはマルチヴァースのようです。

重大なミッションを果たすべく四人の乗組員と一体のアンドロイドを載せて宇宙を漂泊するイン・ビトゥイーン号の顛末を描くこの演劇を体験する時間があなたにとって、言語とは、日本語とは、という問いに不思議な仕方でおもいをめぐらせる時間となったら嬉しいです。劇場でお待ちしています。「日本語を母語としない俳優が日本語で演じる演劇」と聞いておそらくイメージするだろうとおぼしきそれとはおよそ異なる演劇体験をしていただけるとおもいます。


公演概要

【熊本公演】
8月2日(土)18:00
8月3日(日)14:00
※開場は各公演30分前
※各回アフタートーク付

会場:熊本県立劇場 演劇ホール舞台上
チケット<5月5日(月・祝)9:00発売>
料金(全席自由):一般 4,000円(障がい者等割・U25割半額)
※未就学児入場不可(有料託児サービスあり:要事前申込) 
お取り扱い:熊本県立劇場 096-363-2233(9時~19時/休館日を除く)
チケットぴあ(Pコード:534-011)
ローソンチケット(Lコード:83766)
お問い合わせ:熊本県立劇場
〒862-0971 熊本県熊本市中央区大江2丁目7番1号
TEL:096-363-2233(代表)WEB:https://www.kengeki.or.jp/audienceperform/2025-inbetween



【三重公演】
8月9日(土)14:00
8月10日(日)14:00
※受付開始は開演の45分前、開場は30分前
会場:三重県文化会館 小ホール
チケット<6月7日(土)10:00発売>
料金(整理番号付き自由席):一般 3,000円、22歳以下(入場時要証明) 1,500円
※未就学児入場不可 ※9日のみ託児サービス有(有料・要予約)
お取り扱い:三重県文化会館WEBチケットサービス「エムズネット」 https://p-ticket.jp/center-mie/
三重県文化会館チケットカウンター 059-233-1122(10時~17時/月曜または月祝翌平日休館)
ローソンチケット(Lコード:32989)
お問い合わせ:三重県文化会館 
〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
TEL:059-233-1122 WEB:https://www.center-mie.or.jp/bunka/event/detail/48883

 


上演時間|約100分

巡回先スケジュール

クレジット

作・演出:岡田利規
出演:安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、米川幸リオン

舞台美術:佐々木文美
音響:中原楽(KARABINER inc.)
サウンドデザイナー:佐藤公俊
照明:吉本有輝子
衣裳:藤谷香子
舞台監督:川上大二郎(スケラボ)
演出助手:山本ジャスティン伊等(Dr. Holiday Laboratory)

英語翻訳:オガワアヤ
宣伝美術:中村友理子
宣伝写真:前澤秀登

プロデューサー:水野恵美(precog)、黄木多美子(precog)
プロジェクトマネージャー:遠藤七海
プロジェクトアシスタント:千田ひなた(precog)

製作:一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:KYOTO EXPERIMENT
企画制作:株式会社precog

<熊本公演>主催:公益財団法人熊本県立劇場 後援:熊本日日新聞社
<三重公演>主催:三重県文化会館 [指定管理者:(公財)三重県文化振興事業団]

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業))|独立行政法人日本芸術文化振興会(熊本・三重公演)

"The Window of Spaceship 'In-Between' " 2025 Japan tour

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