チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』東京公演(2024)

人間のスケールを脱し、世界を見る目を更新する演劇
人、モノ、時間、空間、言葉が、未知のすがたで現れるーー

演劇という人間のための営みを通して、人間とモノ、それらを取り巻く環境とがフラットな関係で存在する世界を生み出すことはできるだろうか。

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市。津波被害を防ぐ高台の造成工事は驚異的な速度で風景を人工的に作り変えつつあった。岡田利規がその光景を目撃したことから構想された「人間的尺度」を疑う作品は、彫刻の領域を拡張し続ける美術家・金氏徹平をコラボレーターに迎え『消しゴム山』として実現した。無数にモノの並ぶ空間で俳優はモノと新たな関係を構築し、それを目撃する観客もまた、世界を新たな目で見ることになる。

2019年10月に京都で世界初演を迎えた『消しゴム山』は、コロナ禍による影響を受けながら、ニューヨーク(2020)、東京、ウィーン、パリ(2021)と上演を行ってきた。
東日本大震災後の陸前高田の風景から着想された「人間的尺度」を疑うというコンセプトは、新型コロナウイルスという人間の手には負えない脅威を目の当たりにした2024年の東京に何を映すのか。チェルフィッチュのこれまでの方法論を刷新する意欲作かつ問題作を、3年ぶりに東京で上演する。

『消しゴム山』特設ウェブサイト:https://www.keshigomu.online/

ステートメント

岡田利規

その上演の届け先が、いま・ここ、ではない。
そのような演劇をつくる必要性に駆られて、金氏徹平氏ほか参加メンバーすべてのセンスの結集として、チェルフィッチュは『消しゴム山』をつくりました。
『消しゴム山』は、はてしない未来に向けて、人間を越えて、放射する演劇です。

金氏徹平

"不安もしくは不安定な時代” という言い方がありますが、僕の知っている限りでも歴史的にも、そうでなかった時など一瞬も無かったのではないかと思います。
この数年で人類が共通して経験している、もしくは目撃している事態はそれまでの時間や空間、人間とそれ以外の関係についての認識を変化させるのに十分なインパクトがあったことは認めざるをえませんが、やはり今でも同じようにずっと世界はひっくり返り続けてもいます。
そして、この早過ぎた傑作はどこに着地するのか?もしくは漂い続けるのか?恐ろしくも楽しみです。
人間もしくは自分以外の時間の存在について考える、人間もしくは自分に向かっていないものと関係を作るという初めから矛盾を抱えた試みが、新たな火種にも、新たな調和への糸口にもなり得る作品だと自負しています。


公演概要

日程

2024年
6月7日(金) 18:30開演
6月8日(土) 13:00開演☆/18:00開演◉
6月9日(日) 13:00開演★
☆上演中ウィスパリング歓迎の回
◉終演後、アフタートーク
★鑑賞マナーハードル低めの回


6月7日(金) 18:30 開演
17:30 受付開始・ロビー開場
17:45 作品解説@ロビー
18:00 客席開場
18:30 開演
21:00 終演予定

6月8日(土) 13:00 開演 ☆上演中ウィスパリング歓迎の回
11:30 タッチツアー開始(視覚障害者向け、要予約)
12:00 受付開始・ロビー開場
12:15 作品解説@ロビー
12:30 客席開場
13:00 開演
15:30 終演予定
 *終演後:哲学対話イベント(クラウドファンディング達成状況により開催決定)    
5/17更新:哲学対話イベントは、クラウドファンディング達成状況を鑑み、不実施とします。イベントのかわりに、ロビーにて感想ボードを設置します。(全公演対象)

6月8日(土) 18:00 開演
17:00 受付開始・ロビー開場
17:15 作品解説@ロビー
17:30 客席開場
18:00 開演
20:30 終演予定
*終演後:アフタートーク開催
登壇:岡田利規・金氏徹平
LiveQにて質問・感想 事前受付中
https://liveq.page/ja/gwmu4aYDfyqya49EaNBQ
アフタートークはUDトーク(音声書き起こし)による文字支援を行います。
ご都合で開場にいらっしゃれない方も下記URLよりトーク内容をリアルタイムで確認できます。
UDトーク:https://live.udtalk.jp/26f131c6abc4554cccaf07f8b222e0579868b6677a63f2fd4976701df09688da

6月9日(日) 13:00 開演 ★鑑賞マナーハードル低めの回
12:00 受付開始・ロビー開場
12:15 作品解説@ロビー
12:30 客席開場
13:00 開演
15:30 終演予定
 *終演後:「チェルフィッチュといっしょに半透明になってみよう」ワークショップ(クラウドファンディング達成状況により開催決定)

5/31更新:「チェルフィッチュといっしょに半透明になってみよう」ワークショップは、クラウドファンディング達成状況を鑑み、不実施とします。


受付開始・ロビー開場:開演60分前
客席開場:開演30分前
※移動にサポートが必要な方や小さなお子さま連れの方は、安全に入場いただくため、はじめにご案内いたします。ご希望のお客様は受付にてお知らせください。
ロビー内カフェあり(開演前のみ営業)

上演時間:2時間30分→2時間15分(6/6更新)(休憩なし)
日本語上演、日本語・英語字幕

☆6月8日(土)13:00公演 上演中ウィスパリング歓迎の回
視覚障害のある方やお子様など、観劇中に舞台上でなにが起こっているのかの説明を受けながら観劇したい方にも気兼ねなくご観劇いただくために、この回は上演中のウィスパリング(舞台上の様子について小声でお話すること)を歓迎します。

この回では、以下のサポートを実施します:
・駅からの送迎 ※要予約
chelfitschticket@gmail.comまでお問い合わせください。
・上演前タッチツアー (6月8日(土)13:00公演のチケットをお持ちの方のみ) ※要予約
視覚障害のある方を対象に、開演前に舞台美術を中心とした今回の公演のコンセプトを感じることができる「タッチツアー」を開催いたします。
ご希望のお客様は chelfitschticket@gmail.com まで、お名前と介助者の有無を添えてメールをお送りください。

★6月9日(日)13:00公演 鑑賞マナーハードル低めの回
客席でジッと静かに座っていることは観劇の基本的なマナー。でもそれが観劇のためのハードルに感じられてしまうこともあります。「子供がおしゃべりしちゃうかも」「障害があって上演中に休憩したくなるかも」など、演劇は観たいけど心配なことがあるという方にも気兼ねなくご観劇いただくために、この回の客席では鑑賞マナーを少しだけゆるくすることにしました。

会場

世田谷パブリックシアター

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4丁目1番地1号
東急田園都市線・世田谷線 三軒茶屋駅より直結  キャロットタワー3階
アクセス情報 https://setagaya-pt.jp/guide/access

設備:筆談対応、劇場内エレベーター、多目的トイレ、車椅子エリア
託児サービス(有料):ご予約はこちら
補助犬同伴:座席によりスペースの大小がございますので、詳しくは劇場(世田谷パブリックシアター)までお問い合わせください。 TEL 03-5432-1526

劇場の段差や座席の様子は劇場ウェブサイト「主劇場VR体験」をご確認ください。
https://setagaya-pt.jp/guide/theater/

チケット

全席指定席
一般:S席 ¥5,000/A席 ¥4,500
29歳以下(入場時要証明書):S席 ¥4,000/A席 ¥3,500
18歳以下(入場時要証明書):S席 ¥2,000/A席 ¥1,500
障害者割(介助者1名まで無料、入場時要証明書):S席 ¥3,500/A席 ¥3,000
当日券(座席に関わらず):一般¥5,500、29歳以下¥4,500、18歳以下¥2,500、障害者割引¥4,000

*世田谷パブリックシアター友の会は200円割引、せたがやアーツカードは100円割引(要事前登録・ともにS席・前売一般のみ)

・未就学児は膝上鑑賞時のみ入場無料。ただし席が必要な場合はチケットをお求めください。
・車椅子席エリアは1階席後方。料金は¥3,000(18歳以下 ¥1,500)、前売のみ。介助者は1名無料(補助席)。
申込:世田谷パブリックシアターチケットセンター(電話・窓口 10:00~19:00)
TEL 03-5432-1515

チケット発売日

一般発売:4月13日(土) 10:00
先行発売:4月11日(木) 10:00 世田谷パブリックシアター友の会、4月12日(金) 10:00 せたがやアーツカード 

チケット取り扱い

・世田谷パブリックシアターオンラインチケット(24 時間受付・要事前登録・障害者割引チケットの取扱なし※)
https://setagaya-pt.jp

チケットセンターログイン画面は劇場ウェブサイト右上の「チケット」からお入りいただけます。
ログイン:https://piagettii.s2.e-get.jp/sept/pt/

・世田谷パブリックシアターチケットセンター(電話・窓口 10:00~19:00 *発売初日は電話のみ・障害者割引チケットの取扱あり※)
TEL 03-5432-1515

・peatix【5/24(金)17:00発売】
当日精算、S席1階のみ座席指定不可、障害者割引チケットの取扱なし※
https://eraser-mountain24.peatix.com/

※世田谷パブリックシアターオンラインチケット、世田谷パブリックシアターチケットセンターの規約により、ご予約後の変更は承っておりませんので予めご了承ください。

※障害者割引のご予約に関して
劇場チケットセンター(電話・窓口)でのご購入が難しいお客様や、1階通路側の出やすいお席をご希望のお客様は、メールにてご予約を承ります。
(1階通路側座席の予約は、残席状況によってご希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください。)
宛先: chelfitschticket@gmail.com
本文:お名前/ご希望の公演日時/券種/枚数/鑑賞希望エリア(1階・2階・3階)/1階通路側座席の希望有無/介助者同伴の有無(1名まで無料)

その他、必要なサポートがある方はチェルフィッチュまでご相談ください。可能な限りスタッフが対応します。(いただいたお問い合わせは3営業日以内にご返信いたします。3営業日以内にご返信がない場合、お手数ですがお問い合わせください。)
メールアドレス:chelfitschticket@gmail.com

クラウドファンディング

今回、チェルフィッチュ初のクラウドファンディングに挑戦します。
このクラウドファンディングは資金調達のためのものであると同時に、チェルフィッチュと『消しゴム山』という作品をより多くの人に知ってもらい、さらには演劇という、今ある現実を別の姿へと揺るがす可能性を持った営みを届けられる範囲を広げていくための挑戦でもあります。この機会にチェルフィッチュのこれまでの取り組みを改めて知っていただき、これからの挑戦にともに参加していただけたらと思います。
クラウドファンディングページ: https://motion-gallery.net/projects/eraser-mountain2024

【申込受付中】次世代の舞台芸術を担う若者向け招待
将来、舞台芸術業界で活動をしていきたい学生および現在、舞台芸術業界で活動をしている10〜20代の若者を対象に公演にご招待します。(先着順)

※クラウドファンディング達成状況によって実施予定だったゲネプロ招待が変更となりました。なお、スタッフによるバックステージツアー、終演後に岡田利規やカンパニーメンバーとの意見交換会の実施はありません。

対象公演:2024年6月8日(土) 13:00開演 ☆上演中ウィスパリング歓迎の回

ご招待条件:
・10代〜20代であること
・現在、舞台芸術業界で活動している方または将来舞台芸術業界で活動したいと考えている方
・終演後に感想レポート(400字程度)の提出をしていただける方(レポートはチェルフィッチュ及びプリコグの広報に使用させていただく場合がございます。)

申込締切:6月7日(金)12:00(先着順、定員に達し次第終了)

申込:https://forms.gle/fyEzitYVwDxcadFj9

鑑賞サポート

・日本語・英語字幕(舞台上オープン)
舞台後方に日本語・英語字幕が投影されます。

・介助者1名無料
障害者割引チケットのみ。どのような介助が必要かご本人様と確認の上、ご来場をお願いいたします。

・車椅子エリア(定員あり、要予約)
料金は¥3,000(18歳以下 ¥1,500)、前売のみ。介助者は1名無料(補助席)。
申込:世田谷パブリックシアターチケットセンター(電話・窓口 10:00~19:00)
TEL 03-5432-1515
劇場の段差や座席の様子は劇場ウェブサイト「主劇場VR体験」にてご確認いただけます。
https://setagaya-pt.jp/guide/theater/
三軒茶屋駅からのバリアフリールートは劇場ウェブサイトにてご確認いただけます。
https://setagaya-pt.jp/guide/access/

・通路側座席予約
1階通路側の出やすいお席をご用意いたします。
(障害者割引のみ。残席状況によってはご希望に添えない場合もございます。あらかじめご了承ください。)

・補助犬 同伴受入
補助犬を伴ってご観劇いただけます。座席によりスペースの大小がございますので、詳しくは劇場までお問い合わせください。
世田谷パブリックシアター TEL 03-5432-1526

・託児サービス(定員あり、要予約)
料金:2,200円(1名につき)
対象:生後6ヶ月以上9才未満(障害のあるお子さまについてはご相談ください)
申込:世田谷パブリックシアター 03-5432-1526 (ご希望日の3日前正午まで)

・筆談対応
受付時など筆談で対応します。

・耳栓貸出
上演中大きな音がする場面があります。

・リラックススペース
ロビーに、寝転んだりできるリラックススペースがあります。
リラックススペースでは、舞台上の映像が観られます。

・タッチツアー(6/8(土) 11:30〜12:00)
視覚障害者向け、要予約。
6/8(土)13:00公演の開演前に舞台上に実際に上がっていただき、舞台の様子を解説、触りながら体感していただけます。
ご希望のお客様は chelfitschticket@gmail.com まで、お名前と介助者の有無を添えてメールをお送りください。

・上演中ウィスパリング歓迎の回(6/8(土) 13:00公演のみ)
視覚障害のある方やお子様など、観劇中に舞台上でなにが起こっているのかの説明を受けながら観劇したい方にも気兼ねなくご観劇いただくために、この回は上演中のウィスパリング(舞台上の様子を耳元で解説する)を歓迎します。

・鑑賞マナーハードル低めの回(6/9(日) 13:00公演のみ)
客席でジッと静かに座っていることは観劇の基本的なマナー。でもそれが観劇のためのハードルに感じられてしまうこともあります。「子供がおしゃべりしちゃうかも」「障害があって上演中に休憩したくなるかも」など、演劇は観たいけど心配なことがあるという方にも気兼ねなくご観劇いただくために、この回の客席では鑑賞マナーを少しだけゆるくすることにしました。

その他、必要なサポートがある方はチェルフィッチュまでご相談ください。可能な限りスタッフが対応します。
メールアドレス:chelfitschticket@gmail.com

巡回先スケジュール

クレジット

作・演出:岡田利規
セノグラフィー:金氏徹平
出演:青柳いづみ、安藤真理、板橋優里、原田拓哉、矢澤誠、米川幸リオン

衣裳:藤谷香子(FAIFAI)
照明:髙田政義(RYU)
音響:中原楽
映像:山田晋平(青空)

技術監督:鈴木康郎
舞台監督:湯山千景、川上大二郎
演出助手:和田ながら
英語翻訳:アヤ・オガワ
プロデューサー:水野恵美、黄木多美子(以上、precog)
プロダクションマネージャー・広報:遠藤七海

照明オペレーター:長坂有紗(RYU)
音響オペレーター:安藤誠英
音響アシスタント:上島由起子
映像オペレーター:齊藤詩織(青空)
舞台監督助手:松嶋柚子
大道具製作:大津英輔
字幕オペレーター:張藝逸
票券:堀朝美
アクセシビリティ設計:兵藤茉衣(precog)
アクセシビリティ調査・運営サポート:THEATRE for ALL事業部(precog)|篠田栞、箕浦萌、田澤瑞季、林 芽生、西多恵子、清水恩
アクセシビリティ企画協力:中川美枝子、真しろ

写真(メインビジュアル):守屋友樹
広報ライティング(クラウドファンディング):山﨑健太
宣伝美術:有佐祐樹
特設ウェブサイト制作:HAUS
SNS広報:星茉里(precog)
記録撮影:小仲やすえ

当日運営:石川佳音、陳逸君(以上、precog)、神田圭美、齊藤実雪

主催・企画・製作:一般社団法人チェルフィッチュ

共同製作:
〈消しゴム山〉KYOTO EXPERIMENT、Wiener Festwochen、Festival d’Automne à Paris、Künstlerhaus Mousonturm Frankfurt

〈消しゴム森〉金沢21世紀美術館
*本プロジェクトは、『消しゴム山』(初演:2019年10月KYOTO EXPERIMENT)、『消しゴム森』(初演:2020年2月金沢21世紀美術館)の両バージョンからなる。

提携:公益財団法人せたがや文化財団 世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区
美術協賛:株式会社リンドスポーツ、テニススクール・ノア 世田谷桜新町校、トーヨー産業株式会社、大好製管有限会社
協力:コネリングスタディ/山吹ファクトリー、急な坂スタジオ、京都市立芸術大学、公益財団法人セゾン文化財団、山口英峰
京都芸術センター制作支援事業
助成:芸術文化振興基金助成事業、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】、公益財団法人全国税理士共栄会文化財団

企画制作:株式会社precog
 エグゼクティブプロデューサー:中村茜
 アドミニストレーション部:斉藤友理、福本さくら、河野真紀、松本綾香、平岡久美、齊藤浩子、岩井美菜子

クラウドファンディング支援(支援日時順)
飯島恵里子、山本晃久、手塚優、有吉絢香、田中泰子、佐藤薫、山本英司、柴田隆子、THEATRE for ALL、株式会社 precog、水野久江、長久允、和田麻子、杉田聖司、石原眞弓、tomoko umemoto、千葉由美子、金子遥洵、沖野佳、山本ジャスティン伊等、吉﨑有希絵
ご支援ありがとうございました。

chelfitsch & Teppei Kaneuji "Eraser Mountain" in Tokyo (2024)

Theater freed from the "human yardstick," updating our vision of the world
space, and language appear in unknown forms...

Through theater, an activity for people, is it possible to bring forth a world in which human beings, things, and the environment surrounding them all exist in a flat relationship?

The city of Rikuzentakata in Iwate Prefecture incurred immense devastation in the Great East Japan Earthquake. Earthwork construction aimed at raising the level of the ground to prevent damage from tsunami artificially altered the landscape with an amazing rapidity. Toshiki Okada's idea for creating a work that questioned the "human yardstick" sprang from a firsthand look at this sight. Eraser Mountain, the resulting play, was prepared in collaboration with the artist Teppei Kaneuji, who continues to expand the domain of sculpture. In space cluttered with countless items, actors build a new relationship with objects, and audiences come to see the world with a new vision.

Eraser Mountain had its world premiere in Kyoto in October 2019. While affected by the Covid pandemic, performances were subsequently held in New York in 2020, and Tokyo, Vienna, and Paris in 2021.
The underlying idea of questioning the “human yardstick” was conceived at the sight of the landscape in  the city of Rikuzentakata in the wake of the Great East Japan Earthquake. What will it show in 2024 to Tokyo, which experienced the threats out of human control posed by Covid-19? After a hiatus of three years, chelfitsch will stage performances in Tokyo of this both ambitious and controversial work, which renovated its former methodology.

"Eraser Mountain" Special Website: https://www.keshigomu.online/en/

Statement

Toshiki Okada

The performance is not delivered to the here and now.
Driven by the need to create this sort of theater, chelfitsch set about the task by pooling the esthetic sensibilities of Teppei Kaneuji and other participating members.
Eraser Mountain is theater that goes beyond humanity and radiates its light into the boundless future.

Teppei Kaneuji

People often talk about “an age of anxiety or instability.” To the best of my knowledge, historically speaking, I believe there was never even a moment that such feelings were entirely absent.

We must recognize that what humankind has experienced or witnessed in common over the last few years has had an impact big enough to change our erstwhile perception of time, space, and the relationship between humanity and non-human existences. As might be expected, even today, the world continues to be turning upside-down in the same way.

Just where will this masterpiece too far ahead of its time land? Or will it continue to drift? The future course has a frightening aspect, but is also something to look forward to.  People perhaps think about the existence of time unconnected with themselves. People perhaps build a connection with existences not facing themselves. We are confident that this attempt, which was saddled with contradictions right from the start, could kindle a new fire or lead to a new harmony.

Performance Information

Schedule

June 7th (Fri.)  18:30
17:30 Box office & lobby open
17:45 Description of works @lobby
18:00 Doors open
18:30-21:00 Performance

June 8th (Sat.)  13:00  ☆Whispering welcomed during the performance
12:00 Box office & lobby open
12:15 Description of works @lobby
12:30 Doors open
13:00-15:30 Performance

June 8th(Sat.) 18:00
17:00 Box office & lobby open
17:15 Description of works @lobby
17:30 Doors open
18:00-20:30 Performance
*Post-performance talk

June 9th (Sun) 13:00 ★Performance with low viewing-manner barriers
12:00 Box office & lobby open
12:15 Description of works @lobby
12:30 Doors open
13:00-15:30 Performance

The box office & lobby will be open 60 minutes before the start of the performance.
The doors will open 30 minutes before the start of the performance.
The venue has a cafe in the lobby (opening only before the performance)

Duration:2h30min  (no intermission)
Performed in Japanese with English and Japanese surtitles

☆June 8th 13:00 Whispering welcomed during the performance

During plays, people with impaired vision, children, and other individuals may want to watch while getting explanations about what is happening on stage at the time. This performance was prepared to allow such people to exchange comments without reserve, and welcomes whispering (whispered commentary on the doings on stage) during it.

Support in this performance
・Pick-up and drop-off service between the station and theater 
*Reservation required via email
・Touch tour before the performance (Only for people who have tickets for the performance starting at 13:00 on June 8th) *For people who are blind or visually impaired; reservations required.

★June 9th 13:00 Performances with low viewing-manner hurdles

When viewing performances, one of the basic manners is to sit quietly in your seat. But in some cases, people may regard this as a hurdle to seeing plays etc. They may be worried about their children talking during the show or about having to get up and take a break during the performance because of a disability, for example. To allow such people to see a play without any worries, we have decided to relax the viewing manners in the audience seating a little for this performance.

Venue

Setagaya Public Theater
〒154-0004 Setagaya Public Theater, 4-1-1 Taishido, Setagaya-ku, Tokyo
Setagaya Public Theater is located 3F in the Carrot Tower, directly connected to Sangenjaya Station on the Tokyu Den-en-toshi Line and Setagaya Line.

Access https://setagaya-pt.jp/en/guide/access/

Facility
- Written communication, EV, accessible toilet, wheelchair space
- Childcare service (for a fee; reservations required) 
Prices 2,200 Yen(per person)
Target Over 6 months old and under 9 years old
Application Setagaya Public Theatre TEL 03-5432-1526
Reservations will be accepted until noon three days before the desired date of use.
-Theater with an assistance dog :
You can watch the play with an assistance dog.
Seats vary in size, so please contact the theater for details.
Inquiry Setagaya Public Theatre TEL 03-5432-1526

Please find the seat and steps in the theater on the website “Main theater VR experience”.
https://setagaya-pt.jp/en/guide/theater
/

Ticket

All seats reserved
Adult:S ¥5,000/A ¥4,500
Age 29 or under (proof required):S ¥4,000/A ¥3,500
Age 18 or under (proof required):S ¥2,000/A ¥1,500
Disability discount (proof required):S ¥3,500/A ¥3,000 *Carers are admitted free of charge (one per person with a disability)
Tickets at the door (regardless of the area):Adult ¥5,500, age 29 or under ¥4,500, age 18 or under ¥2,500, disability discount ¥4,000

Discount: Setagaya Public Theater Tomo no Kai - ¥200, Setagaya Arts Card -¥100 from advance tickets (advance registration required, only adult tickets for S seats)

・Preschool children may watch the performance (free of charge) while sitting on a parent's lap. If you want a separate seat for your child, you must buy an extra ticket.
・The wheelchair area is in the rear on 1F (A area). *Carers are admitted free of charge (one per person with a disability, auxiliary seat)

Ticket release

General release:April 13th (Sat.) 10:00
Advance order:April 11th (Thurs.) 10:00 Setagaya Public Theater Tomo no Kai, April 12th (Fri.) 10:00 Setagaya Arts Card 

Playguide

・Setagaya Public Theater online.(24 hours, registration required,  without handling of disability discount tickets*)
https://setagaya-pt.jp/en/
・Setagaya Public Theater Ticket Center (telephone, counter: 10:00-19:00, with handling of disability discount tickets*)
TEL 03-5432-1515

*Reservation for Disability discount ticket 
We accept reservations by email for persons who would find it difficult to purchase tickets at the theater ticket center (by telephone or at the counter) or would like to have a seat facilitating access to an aisle on the first floor.
---
Email :  chelfitschticket@gmail.com
Text : Name/Date /Type of ticket /Amount/Area(1F・2F・3F)/Would you like to reserve aisle seats on the first floor? (Yes・No)
---
Please contact us if you need support. Staff are ready to help you as much as they can.
Email : chelfitschticket@gmail.com

Crowdfunding

This is the first time for chelfitsch to launch a crowdfunding project.
Besides raising funds, this crowdfunding project is an attempt to spread knowledge of chelfitsch and Eraser Mountain among more people, and to broaden the scope of theater, an undertaking that has the potential to  transform the reality of here and now into something completely different. We hope you will take advantage of this opportunity to review the activities of chelfitsch so far and participate in our challenging efforts from now on.

Project page : https://motion-gallery.net/projects/eraser-mountain2024

Schedule

Credits

Playwright / Director: Toshiki Okada
Scenography: Teppei Kaneuji
Cast: Izumi Aoyagi, Mari Ando, Yuri Itabashi, Takuya Harada, Makoto Yazawa, Leon Koh Yonekawa

Costume: Kyoko Fujitani (FAIFAI)
Lighting Director: Masayoshi Takada (RYU)
Sound Planner: Raku Nakahara
Video Director: Shimpei Yamada
Technical Director: Koro Suzuki
Stage Manager: Chikage Yuyama
Assistant Director: Nagara Wada
English Translation: Aya Ogawa
Producer: Megumi Mizuno (precog) , Tamiko Ouki (precog)
Publicity / Production Manager: Nanami Endo
Ticketing coordinator: Asami Hori
Planning and Production Management by precog co., LTD.

Publicity Design: Yuki Arisa
Photo (Mainvisual) : Yuki Moriya
Publicity Writing (Crowdfunding) : Kenta Yamazaki
Special Website Design: HAUS

Production: chelfitsch
Co-produced by
[Eraser Mountain] Kyoto Experiment, Wiener Festwochen, Festival d’Automne à Paris, Künstlerhaus Mousonturm Frankfurt
[Eraser Forest] 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
This project consists of two versions, Eraser Mountain (premiere: October 2019 / Kyoto Experiment) and Eraser Forest (premiere: February 2020 / 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa)

Presented by chelfitsch
Partnership: Setagaya Cultural Foundation / Setagaya Public Theater
Sponsorship: Setagaya-city
Supported byJapan Arts Council, Arts Council Tokyo, Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture, National Tax Accountant Kyoeikai Cultural Foundation
In co-operation with: CONNELING STUDY/YAMABUKI FACTORY, Steep Slope Studio, Kyoto City University of Arts,
Kyoto Art Center Artists-in-Studios program