チェルフィッチュ×藤倉大 with Klangforum Wien 新作音楽劇 ワークインプログレス公演

現代演劇×現代音楽=新たな“音楽劇”

新たな“音楽劇”はどのように生まれるのか——。

 これまでも様々なかたちで“音楽劇”に挑んできたチェルフィッチュ/岡田利規と、2020年には新国立劇場の委嘱によるオペラ《アルマゲドンの夢》世界初演が大きな話題となるなどオペラでも高い評価を受ける世界的作曲家・藤倉大。現代演劇と現代音楽、それぞれのトップランナーがタッグを組み、2023年にウィーン芸術週間にて初演を迎える本作。俳優は歌唱とは異なる手法で、そして音楽は情景や心情を描くものとは異なる在り方で、相互に作用することで、言葉と音楽のまったく新しい関係から新たな“音楽劇”を創造する。
 今回のワークインプログレス公演では、ある一つの場面の上演を通して方法論を検討・共有し、創作の基盤をつくりあげていく過程を公開する。舞台上にはウィーンで共演する現代音楽アンサンブルKlangforum Wienも〈映像演劇〉の手法を使って出現。

 Klangforum Wienの音や日本のアンサンブルの生演奏と俳優たちの発する言葉とが響き合うとき、どのような音楽が生まれてくるのか。岡田や藤倉のフィードバックを通して、言葉と音との関係はどのように変化しどこへ向かうのか。新たな“音楽劇”の胎動を目撃せよ。

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演劇において音楽がどんな意味を、機能を、役割を、位相を担うか――そこにはものすごくたくさんの、おそらくは無限の、オプションがあるでしょう、そのひとつを新たに自分たちで手探りしながら生み出してみたい、要するに、新しい音楽劇をつくってみたいのです、藤倉大さんという柔軟でとんがっている作曲家と手を組んで、どこまで行けますかね、藤倉さんの音楽はとても強い、まるで音楽そのものが、いや、もしかするとひとつひとつの楽器が、ひとりの役者のようです、だから――まだ現段階では完成形は全然わからないのですが――そのような音楽と人間の俳優が、人間と音楽という関係というよりももっと人間と人間の関係に近いような感じで競演する、たとえばそんな感じなのかもしれません、〈新しい音楽劇〉というときのその新しさというのは……

岡田利規
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音楽劇。
これまでに僕はオペラを3作書いてきたのだけれど、音楽劇、というのは初めて。というか、音楽劇、というのが世の中に存在しているのかどうかも知らない。ミュージックシアターというものでもない。

僕は3歳から10歳まで劇団に毎週通っていたので、岡田さん率いる俳優の方達との毎日の練習を眺めているのは、すごく懐かしい気持ちにもなった。もちろんこの音楽劇に関わってくださる俳優さんたちはトップクラスの俳優さんたちだ。

コロナ禍、僕はロンドンの自宅で、みなさんは東京の練習室で、この作品を音楽と脚本と演出を一緒に作っていく。

コロナ2年目なので、テクノロジーも去年とは違う。
僕の部屋のスタジオから流す音源が東京に0.5秒の時差のみで、CD以上の音質で届く。その音楽に対しての俳優さんたちの反応をZoomで眺めては、岡田さんと話し合って、違う音楽を試してみたり、岡田さんの脚本も毎日、毎回変わっていく。確実に、岡田さん、僕、俳優さんたちで、毎分、いや、毎秒一緒に作っていっている感覚を感じながらの毎日だった。

本当の意味で、今までにないジャンルの舞台作品になるかもしれない。そう、辞書に新しい単語、そしてその定義を足さないといけないレベルの。

藤倉大
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<ワークインプログレス公演概要>
日程:2021年11月5日(金) 17:00
上演時間:60分〜90分
会場:タワーホール船堀 小ホール
https://www.towerhall.jp/

入場無料(要予約・全席指定席)
予約開始:2021年10月16日(土) 10:00
予約サイト: https://chel-fujikura-wip.peatix.com (Peatix)
無料アーカイブ配信あり(予定)

巡回先スケジュール

クレジット

作・演出 岡田利規
作曲 藤倉大
出演 青柳いづみ、朝倉千恵子(ワークインプログレス公演は出演なし)、大村わたる、川﨑麻里子、椎橋綾那、矢澤誠
演奏 Klangforum Wien(映像出演)、吉田誠(クラリネット)、アンサンブルノマド(弦楽四重奏)

ドラマトゥルク 横堀応彦
舞台監督 川上大二郎
音響 白石安紀(石丸組)
サウンドデザイン 永見竜生(Nagie)   
照明 髙田政義(RYU)
映像 山田晋平(青空)
撮影 冨田了平
宣伝美術 大竹竜平

プロデューサー 黄木多美子、水野恵美
プロダクションマネージャー 遠藤七海
制作デスク 斉藤友理

主催 独立行政法人国際交流基金
企画制作 一般社団法人チェルフィッチュ、株式会社precog
(※本公演は2023年にウィーン芸術週間委嘱作品として発表予定)

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