チェルフィッチュ×金氏徹平 『消しゴム森』

Photo by Yuki Moriya, Courtesy of Kyoto Experiment, Graphic by Teppei Kaneuji

チェルフィッチュ×金氏徹平 『消しゴム森』

会期:2020年2月7日(金)〜2月16日(日) ※2月10日(月)休演
開場時間:10:00~17:00/ライブパフォーマンス11:00~16:00
※最終入場は閉場の30分前まで  ※入退場自由
会場:金沢21世紀美術館 展示室7~12、14

作・演出:岡田利規
セノグラフィー:金氏徹平
出演:青柳いづみ、安藤真理、板橋優里、原田拓哉、矢澤誠、米川幸リオン


ステートメント
岡田利規
ヒトが人間中心主義の外に出るためのパースペクティヴに少しでも感覚のレベルで触れ、接近するための手助けとなるものに、『消しゴム森』という展覧会/上演を、しつらえたい。 そのために『消しゴム森』を、モノとヒトとの、たとえば、ヒトに道具として用いられるモノ/道 具としてのモノを用いるヒト、といった主従関係とは異なる関わりのありようを提示する場、モノとヒトとの関係がそのようなものへと変容していく様子を提示する場にしたい。
モノとヒトとの相違・境界をなめらかにし、溶かしさえしてくれる可能性のあるものとして、映像を取り込みたい。わたしたちが昨年から取り組む〈映像演劇〉と呼んでいる手法を、多用したい。
モノとヒトの関係のさまざまなヴァリエーションを持った複数の異なるパフォーマンスを、演劇というフォーマットを用いて生み出していきたい。つまり、ヒト(鑑賞者)に向けたヒト(俳優)による演劇 、ヒト(鑑賞者)に向けたモノによる演劇、モノに向けたモノによる演劇、どこかに向けたモノによる演劇、など。


金氏徹平
人間とモノと空間と時間との新しい関係性。生まれていない/存在していない人間が持っている思考。たくさんの時間とたくさんの人間の思惑によって出来上がった制度や空間をモノが占拠することによって、既存の境界線とは全く別のでたらめな境界線を引き台無しにする。タイムマシンの材料をホームセンターで見つける。など、ある意味で想像することも不可能かもしれないことを、演劇(あるいはチェルフィッチュ)もしくは劇場、彫刻(あるいは金氏)もしくは美術館の制度や空間や手法やコンセプトを駆使して実現しようというのが今回の僕にとっての試みです。 劇場版の 『消しゴム山』 は、存在しないもしくはかつて存在した山を遠くから眺めるようなものであるとすれば、美術館版の 『消しゴム森』 は自らその中に踏み入るものになると思います。森の中は危険がいっぱい。


チケット
※前売り券発売:11月20日(水)10:00~
一般 2,300円(2,000円)
ペア(3,800円 ※前売り券のみ)
大学生・団体料金(20名以上)・ 65歳以上の方 2,100円(1,800円)
小中高生 1,100円(800円)
金沢21世紀美術館 友の会 2,100 円(1,800円)
※( )内は前売り券の料金

前売り券取扱い
金沢21世紀美術館ミュージアムショップ
「Peatix」https://keshigomumori-kanazawa21.peatix.com

お問合せ 金沢21世紀美術館 TEL:076-220-2800

金沢21世紀美術館ウェブサイト:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=25&d=1913


関連プログラム
ポスト・パフォーマンス・トーク「篠原雅武×岡田利規×金氏徹平」
日時: 2月7日(金)17:15~18:15(開場17:00)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
参加費:無料
定員:先着 50名 ※事前申込み不要

ポスト・パフォーマンス・トーク「岡田利規×宮沢章夫」
日時:2月8日(土)17:15~18:15(開場17:00)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
参加費:無料
定員:先着 70名 ※事前申込み不要

巡回先スケジュール

クレジット

作・演出:岡田利規
セノグラフィー:金氏徹平
出演:青柳いづみ、安藤真理、板橋優里、原田拓哉、矢澤誠、米川幸リオン

映像:山田晋平
照明:髙田政義(RYU)
音響プランナー:中原楽(ルフトツーク)
衣裳:藤谷香子(FAIFAI)
舞台監督:川上大二郎
演出助手:和田ながら
プロデューサー:黄木多美子(precog)
アソシエイト・プロデューサー:田中みゆき
制作アシスタント:遠藤七海(precog)
宣伝美術:れもんらいふ
宣伝写真:守屋友樹
グラフィック:金氏徹平

企画制作:株式会社 precog
ディレクター:中村茜
シニアプロデューサー:平岡久美
チーフアドミニストレーター:森田結香
ツアーマネージャー:水野恵美
海外営業:崎山貴文
教育普及コーディネーター:栗田結夏

主催:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)/独立行政法人日本芸術文化振興会
製作:一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:
〈消しゴム山〉 KYOTO EXPERIMENT、Wiener Festwochen、Festival d’Automne à Paris、Künstlerhaus Mousonturm Frankfurt
〈消しゴム森〉 金沢21世紀美術館
協力:コネリングスタディ/山吹ファクトリー、急な坂スタジオ、京都市立芸術大学、京都芸術センター制作支援事業

本プロジェクトは、『消しゴム山』(初演:2019年10月 KYOTO EXPERIMENT)、『消しゴム森』(初演:2020 年2月金沢21世紀美術館)の両バージョンからなる。

chelfitsch & Teppei Kaneuji "Eraser Forest"

Photo by Yuki Moriya, Courtesy of Kyoto Experiment, Graphic by Teppei Kaneuji

chelfitsh & Teppei Kaneuji "Eraser Forest"

Dates
February
7th(Fri) ~ 16th(Sun) *Closed 10th(Mon)
Museum Hours 10:00~17:00 (live performance 11:00~16:00)
*you can enter or exit any time.
*last entry is until 30 minutes before closing.

Venue
21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa

Playwright/Director: Toshiki Okada
Scenography: Teppei Kaneuji
Cast: Izumi Aoyagi, Mari Ando, Yuri Itabashi, Takuya Harada, Makoto Yazawa, Kou Leon Yonekawa

Ticket
On sale Nov. 20th (Wed), 2019 10pm~

Price
Adult ¥2,300(¥2,000)
Pair ¥3,800 (Advance Only)
University, Group Rate 20 or more, 65 and over ¥2,100(¥1,800)
Elem/ JH/ HS ¥1,100(¥800)
*(Advance)

「Peatix」https://keshigomumori-kanazawa21.peatix.com
21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa:https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=25&d=1913

Schedule

Credits

Playwright/Director: Toshiki Okada
Scenography: Teppei Kaneuji
Cast: Izumi Aoyagi, Mari Ando, Yuri Itabashi, Takuya Harada, Makoto Yazawa, Leon Kou
Yonekawa

Costume: Kyoko Fujitani (FAIFAI)
Lighting Director: Masayoshi Takada (RYU)
Sound Planner: Raku Nakahara (LUFTZUG)
Video Director: Shimpei Yamada
Technical Director: Koro Suzuki
Stage Manager: Daijiro Kawakami, Chikage Yuyama
Assistant Director: Nagara Wada
Executive Producer: Akane Nakamura
Producer: Tamiko Ouki (precog)
Associate Producer: Miyuki Tanaka
Production Assistant: Nanami Endo
Publicity Design: Lemonlife
Publicity Photography: Yuki Moriya
Graphic: Teppei Kaneuji

Planning and Production Management by precog co., LTD.
Director: Akane Nakamura
Senior Producer: Kumi Hiraoka
Chief Administrator: Yuka Morita
Tour Manager: Megumi Mizuno
International Sales Manager: Takafumi Sakiyama
Education Coordinator: Yuika Kurita

Presented by 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
Supported by The Agency for Cultural Affairs Government of Japan through the Japan Arts
Council
Production: chelfitsch
Co-produced by
[Eraser Mountain] Kyoto Experiment, Wiener Festwochen, Festival d’Automne à Paris,
Künstlerhaus Mousonturm Frankfurt
[Eraser Forest] 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
In co-operation with: CONNELING STUDY/YAMABUKI FACTORY, Steep Slope Studio, Kyoto City University of Arts, Kyoto Art Center Artists-in-Studios program

This project consists of two versions, Eraser Mountain (premiere: October 2019 / Kyoto Experiment) and Eraser Forest (premiere: February 2020 / 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa).