作品紹介

わたしたちは無傷な別人であるのか?

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わたしたちは無傷な別人であるのか?
[作・演出] 岡田利規
[初演年]2010年 @STスポット、横浜美術館レクチャーホール
[上演時間] 約1時間40分
[キャスト] 7人(男3・女4)

2010年あいちトリエンナーレでの世界初演にむけて制作された、プレビュー公演。

本作では、チェルフィッチュがこれまで用いその特徴とされてきた、いわゆる「ダラダラとした若者言葉とノイジーな身体」という表現方法から自由になり、表象行為の在りようを根本から見つめ直し更新するために試行と実験を繰り返しながら、演劇の新たな地平を目指している。2010年、グロニゲン(オランダ)でのプレビューを経て、さらなる完成版としてあいちトリエンナーレにて世界初上演される。

舞台は、衆議院選挙が行われた2009年8月30日とその前日。高層マンションの購入を控えたある裕福な夫婦とその周辺の人々をめぐって、彼らの抱える漠然とした不安が語られる。この時代における「幸福」とは何かというテーマのもと、格差社会の見えにくい現実を、平易なテキストと、おざなりな表象行為を排した身体によって浮き彫りにしていく。